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あなたに合うのはどのタイプ?成功しているマラソンランナーのトレーニング計画に見られる3つのタイプ


 突然ですがあなたは、自分に合ったマラソントレーニング計画を立てられていますか?


 自分にピッタリ合った(それも生活スタイルや性格、遺伝子レベルで合うという意味で)練習計画を立てられるようになるということは、あなたがマラソンを続ける限りものすごく価値があることです。実際過去に成功してきた古今東西のマラソンランナーたちは例外なく、自分に合ったトレーニング計画を確立されています。


 世の中にはサブ3を達成している市民ランナーの方は、パーセンテージで言えば少ないとはいえど、数で言えばたくさんいます。もっと言えば、マラソンで2時間10分を切っているトップランナーも世界で見れば一人や二人ではなく、数百人レベルでは存在します。


 ではそのような素晴らしい記録を出した方々は、みなさん同じ練習をされているでしょうか?その答えは間違いなく「No」でしょう。寮生活でもない限り、生活もバラバラですし、練習内容もバラバラなはずです。ですが、同じサブ3という数字を達成する市民ランナーはたくさんいるし、サブテンという数字を達成するトップランナーもたくさんいる。そう、やり方は違えど、一つのある同じ結果に辿り着いているのです。


 ただ、やり方は人それぞれとはいえど、当然ある程度の共通点はあるわけです。その共通点をまとめていくと、どうも成功しているランナーのトレーニングのパターンは、大きく分けると三つのタイプがあると判明しました。今回はそんな三つのタイプそれぞれの特徴を解説していきたいと思います。


 これから自分に合ったトレーニング戦略を考える上で、ぜひ参考にしていただければと思いますし、自分はどのタイプが合いそうなのかな?ということも考えながらぜひ読んでみていただけると幸いです。


タイプ1:一般性の高いトレーニングを中心とするタイプ

 まず一つ目は、トレーニング全体として一般性が高い傾向にあるタイプです。これはおさらいになりますが、トレーニングというのは一般性の高いものと、特異性の高いものに分けることができます。一般性が高いというのはつまり、汎用的であるということです。5000mでもフルマラソンでもどの種目を走っても通用する、いわばベースとなる能力を培うための練習です。別の言葉で言うなら「基礎練習」です。


 具体的なトレーニング例で言えば、坂道ダッシュ(登坂走)やショートインターバル、レペティション、ファルトレク、レースペース85%未満の距離走などが挙げられます。このようなトレーニングは、それをやったからといってその1週間後のレースでそのまま使える練習かというと、そんなことはありません。なぜなら、レース刺激とあまりにもかけ離れているからです。料理で言えば、何も下ごしらえしていないただの具材の状態です。そのままの状態では料理に使えません。


 しかし、こうしたトレーニングをレースから遠い時期に地道に積み上げておくことで、間違いなく自分の基礎体力が上がっていきます。基礎体力が上がるとは要するに、疲れにくく壊れにくい体ができると言うことです。そういう頑丈な体を作った上で、レースが近づいてきたら徐々にトレーニングの内容を特異的に変化させていくということが、トレーニングの基本原則です。


 しかしこのタイプ1の人は、レースが近づいてきても比較的一般性の高いトレーニングのまま内容があまり変わりません。極端な言い方をすると、年中基礎トレーニングみたいなことをずっとやっている、という感じです。


 こうした一般性の高いトレーニングをたくさんやろうと思うと、トレーニングの特徴は以下のようなものとなっていきます。


・一回あたりの練習の負荷はそこまで高くない(特異度が低い)

・休みという休みがあまりない

・練習量が多い


 タイプ1の練習はとにかく、練習の密度が高いです。練習の密度が高いというのは、週または月の中である程度以上のトレーニング強度の練習が詰まっているということです。その分、一回一回の練習の負荷はガツンと上げることは難しくなります。どちらかというと、平均的に頑張り続けるみたいなイメージになります。


 また、そうしていくと練習のメリハリがあまりなくなっていきます。常にそれなり以上に頑張っている感じなので、休みという休みもあまりなくなっていきます。


 あとは、練習密度がしっかり詰まっている分、必然的に練習量は多くなります。このタイプのランナーの方は、月間走行距離もかなり多くなる傾向にあり、歴代トップランナーであれば1000kmを超えてくることも珍しいことではありません。


 そんなタイプ1の練習が合っているのではないかと思う人は、こんな人かなと思います。


・一回一回で追い込み切りたくはないけれど、平均的に頑張るのは得意

・ルーティン化したい、またはできるという方

・長期的(5年、10年単位で)に走力を伸ばしていきたいと思う方

・たくさん走るのは好き


 そしてタイプ1の練習をやっていくことのメリットとデメリットはこんな感じです。


(メリット)

・長期的に走力を向上させ続けられる可能性が上がる

・故障しにくい体ができる

・調子の波が小さくなり、パフォーマンスが安定する


(デメリット)

・大きな調子の波を作りづらい

・練習量がとにかく多い

・精神的な障害(飽きとの戦い)


 なお、このタイプ1に当てはまるトップランナー、コーチの方の一例を挙げると、下記のような方々がいらっしゃいます。


ロバート・ド・キャステラ選手

へパート・シュテファニー選手

コーチジョー・ヴィヒル


タイプ2:特異性の高いトレーニングを中心とするタイプ

 次に一般性の反対をいく「特異性」の高いトレーニングを中心とする傾向にあるタイプを解説します。特異性というのは一般性の逆で、それぞれのレースに近い刺激をかけていくトレーニングのことであり、このタイプ2の方は文字通りレースに近い刺激のトレーニングを練習の段階からしっかりを入れていく傾向にあります。


 レースに近い練習というのは、例を挙げると速いペースでの10~20km程度の持久走(テンポラン)、2~5kmを繰り返すような変化走またはインターバル、レースペース90%を超えるような距離走(40km走など)、20km以上のタイムトライアルなどです。


 こうしたトレーニングを聞いてあなたもこう思われたかもしれません。「きつそう」と。そう、このタイプのトレーニングをしようとすると、とにかく一回一回の練習に対する集中力が非常に高く求められます。特異性が上がるということは、それだけレースに近い刺激になるということなので、その分高い集中力を持って臨まないとこなせないメニューになってきます。精神的な消耗も激しいでしょう。


 ただ、頑張る日の練習はかなり負荷が高い代わりに、合間の日はジョグで繋いだり、あくまで低強度程度の負荷に抑えるのもこのタイプのトレーニングの特徴です。そうでないと流石に持ちません。タイプが違うだけで、体のキャパや作りは人間そう変わりません。受け入れられる負荷の総量には上限がありますので、その中でのやりくりが必要です。なので、合間の日は軽い練習になっていくのです。


 このタイプの特徴をまとめると、以下のようなイメージになります。


・週2回〜3回の特異的ワークアウトの負荷が高い

・質の高い練習の量が多くなる

・合間の日は強度を落とす(休む日は休むというメリハリがある)

・練習量自体はそこまで多くならない


 このタイプの方は、総じて練習量自体はそこまで増えないという特徴もあります。市民ランナーの方でもたまにこういうタイプで結果を出している人がいますが、練習量を見ると月間300km台ということも全然あります。現在京都を中心に大活躍中の公務員市民ランナー・北村友也さん(元順天堂大学、現在市民ランナーで5000m13分台)とかも見ているとそんな感じがします。練習量自体はそこまで多くないけれど、質の高い練習をガンガン入れて、スピードで押し切っていくみたいな感じです。


 ただ、このタイプで成功しようと思うと、必ず押さえておかなければならない「条件」があります。それは、人生のどこかのタイミングで、土台作りをみっちりやったという経験です。


 ここを抜かしてこのタイプに行こうとすると、正直なかなかうまくいきません。練習量が少ないのに結果が出せるような感じがして一見効率良く見えるのですが、このように特異性の高いトレーニングを中心的に練習を組んで、それ以外の日は軽めの練習で繋いでいくみたいなやり方をしていると、体のキャパが上がってきません。


 そうなることの最大のデメリットは、体がトレーニング刺激を受け入れられなくなるということです。つまり不適応を起こすのです。トレーニングとはやったら強くなるのではなくて、体にかけた刺激に対して適応して初めて強くなるものなので、そもそも適応できないくらいのキャパでそれ以上のことをやると、不適応を起こしてトレーニングの効果を十分受けられなくなります。


 また、こういうやり方を最初からやってしまうと、強い土台ができないので、長期的に見たら走力が伸びていきづらいという欠点もあります。なので、土台作りを数年かけてしっかりやった上で、こういうタイプのトレーニング戦略に切り替えていくという方法が現実的なのではないかと思います。


 とはいえ、このやり方は頑張る日は頑張るけれど、休む日は休むという、実にメリハリのあるやり方でもあるので、例えば会社員で土日が休みで、土日に練習をまとめてやって、平日は軽めに繋いでおきたい、というような方にとってはやりやすいやり方でもあります。なので、土台作りをやる時期とうまいこと分けて行えば、十分目指せるタイプのやり方ではないかと思います。


 ですので、このタイプに向いている方の特徴を少しまとめますと、、


・ラン歴がそれなり以上に長く(5~10年以上)かつみっちりと土台作りをしてきた経験がある

・オンオフの切り替えがうまく、やる日にはしっかり高い集中力を発揮できる方

・一人であっても高強度なトレーニングをしっかりできる方(それも追い込み切るのではなく、必要な負荷を理解して必要十分に抑えることもできる方)

・週末にまとめて練習して、平日はつなぎたいという方(あくまで参考にできる、ということです)


 そして、このタイプの練習のメリットとデメリットについては、以下の通りです。


(メリット)

・練習のメリハリがつくので、精神的な切り替えはしやすい

・特異的トレーニングが多いので、レース感覚を掴みやすい

・しっかりこなせたら自信がつきやすい


(デメリット)

・強い土台がないと故障やオーバートレーニングに陥りやすく、リスクが高い

・質の高い練習の量が多いので、頑張る日の消耗度合いが大きい

・一人だと正直結構続けるのが難しい


 なお、このタイプに当てはまるトップ選手・コーチは以下のような方がいらっしゃいます。


コーチ・レナト・カノーヴァ(世界で最も成功したマラソンコーチの一人)

藤田敦史選手(現:駒澤大学駅伝監督)


タイプ3:一般性から特異性へと移行していく「中間タイプ」

 これまでは一般性寄りのパターン、そして特異性寄りのパターンそれぞれを紹介していきました。どちらのパターンでも世界的トップコーチ、選手がいらっしゃるので、どちらも正解なのだと思います。ただ、、どちらのタイプも一長一短あって、絞り切るのは難しいところがあるのもまた事実です。


 そこで私が個人的にお勧めしたいのはこの「中間タイプ」です。これはある意味最もトレーニングのセオリーに則ったやり方で、レースから遠い時期は一般性の高いトレーニングを中心に土台作りをして、レースが近づいてきたら徐々に練習内容を特異性の高いものへと変化させていくというやり方です。ちなみに、弊社のウェルビーイングオンラインスクールでもこのタイプのやり方を推奨させていただいております。


 このタイプ3はこれまでに紹介してきた二つのタイプのいいところどりでもあります。1シーズンの中でしっかり土台作りをすることができるけれど、最終的にはレースに近い特異的なトレーニングでしっかり休むところは休んで仕上げていくこともできるというやり方です。


 このタイプについてはそこまでの説明は必要ないかなと思います。まだマラソンに向けて本格的に期分けをしたことがない方や、ラン歴がそこまで長くない方、ピーキングをこれから理解してやっていきたいという方、直近のレースで確実に結果を出し

たいという方は、このやり方が一番リスクも抑えつつ、確実性の高い方法ではないかと思っております。


 なお、このタイプで成功した選手は、以下のような方がいらっしゃいます。


ポール・テルガト選手(マラソン元世界記録保持者)

宗猛選手(日本トップランナー・現在旭化成陸上部監督)

高岡寿成選手(元3000m,5000m,マラソン日本記録保持者)

モー・ファラー選手(オリンピック5000m&10000mで2連覇)

野口みずき選手(元マラソン日本記録保持者)


 また、弊社のウェルビーイングオンラインスクールをご受講いただき、3時間16分から2時間33分までたった1年で短縮された榮井悠祐さんや、3時間19分から2時間57分まで4ヶ月で短縮された上田正太さんもこのタイプのやり方で結果を出されました。


 ちなみにいうと、私もこのタイプで結果を出してきました。なぜなら私は、榮井悠祐さんに憧れて、榮井さんの練習を参考にやっていたからです。そうしていたら、3時間16分から2時間32分まで1年3ヶ月で伸ばすことができました。


 あとは私が思うに、この中間タイプのやり方で一番良いところは、自分の立ち位置を正確に理解できるというところですね。このやり方をすると、一般性の高い練習から特異性の高い練習へと徐々に移行していくので、必然的に細かい段階を踏みながら練習をレベルアップさせていくことになります。そうすることで、どこかで詰まった時に、今自分はどのくらいのレベルにいて、どれくらいのことがやれるのか?ということをある程度正確に把握することができます。


 そのため、変に高望みすることもなく、地に足つけて現実的なトレーニングが積みやすいかなと思います。特に経験が浅いうちに、タイプ1やタイプ2の方を選んでやっていくと、自分のフィットネスレベルを正確に把握することができなくて、ちょっと浮き足だった背伸びした練習をやってしまいがちになるのではないかという風に思います。


あなたには、どのタイプが合うのか??

 正直なところ、これについては私ではわかりません。実際にやってみないことには本当の意味ではわかりかねます。ただ、一つ言えるのは、どのタイプを選んだとしても、色々と引き出しを持っておくことが成功率を高めるということです。つまり、これまでのそれぞれのタイプの成功者たちは、どういう意図を持って、どういうやり方をして、どこで練習を修正して、どうやってレースに向けて仕上げていったのか?という流れを知ることです。


 一番安牌なのは、やはりタイプ3の中間タイプのやり方を選んで取り組んでみて、何シーズンかマラソンに向けた取り組みをやった上で、少し一般性寄りにしてみようかとか、特異性寄りにしてみようかとか、そういう風に後からスタイルを変えていくのが良いかなと思うのですが、それを判断するためにもやはり判断基準は必要です。


 その基準はどこから来るのかというと、自分の中にある引き出しです。その引き出しをまずはいかに増やしておけるかということで、これからのマラソントレーニング戦略を考える上で出せる打ち手が全く変わってくると思います。ひいては、それがあなたがあなたに本当にピッタリあったトレーニング計画を作れるようになることに繋がっていくと思います。


 そして、もしあなたがこれから先少なくとも数年単位でマラソンを続ける予定で、今よりももっと想像もつかないレベルまでタイムを伸ばしたいと考えておられるなら、必ず持っておいてほしい「データベース」があります。それがこの度リリースした新講義「マラソントレーニング研究」です。


 この講義は私のボスであり師匠である池上秀志が作成しました。池上秀志は大阪マラソン日本人トップでマラソンは2時間13分41秒というランナーとしての実績もさることながら、現在は年間500人以上の市民ランナーの方を指導させていただき、これまで指導した中の半数以上がサブ3達成という実績も持っています。また、選手、指導者としての側面もさることながら、私は彼は「ランニング学者」と言わんばかりの豊富な知識量、経験が頭抜けていると感じています。


 彼もまた、マラソントレーニングの奥深さに魅了された一人です。高校生の頃から、古今東西のマラソンランナーたちの練習の共通項、ばらつきにどの程度の差があるのか?その違いはどこからくるのか?またケニア人の強さはどこからくるのか?など、心の中に燃えるような探究心を持っていました。高校時代、ずっと時間を共にした私はそれをよく知っています。


 そして彼は高校卒業後、20歳の時に単身でケニアにわたり、そこで世界のトップ選手、コーチに直接話を聞き、今でも師事するコーチ・ディーター・ホーゲン氏(オリンピックなどの国際ランナーを10人以上輩出)と出会います。


 ランナーとして自ら世界中に足を運んで、現場で仕入れた生の知識と情報、さらには数百冊のマラソントレーニングに関する洋書・和書を読み込んで得た膨大な知識(それも通算15年分を超える!)を基に、今回の講義では今日ご紹介した三つのタイプごとに古今東西の世界の成功したランナーやコーチのトレーニングを分析し、解説していきます。


 この講義動画は私ももちろん受講しました。世界中にこれまで散らばっていた膨大な情報量が、これほどまでに整理されてわかりやすく解説されている動画は世界中でここにしかないと確信しました。本当に、本当に面白かったです。


 今日は、講義者の池上からの紹介文をそのまま紹介させていただきます。ぜひあなたが以下の項目に当てはまるなら、必ずこの続きを最後までお読みください。


・マラソンが本気で速くなりたい 


・効率的な努力をして最短最速で目標に到達したい、あるいは自分の潜在能力を全て発揮し、とんでもないところに到達したい 


・自分に合った練習計画が立てられるようになりたい 


・「サブ3の為の12週間のトレーニング計画」やガーミンの指示してくるトレーニングのような杓子定規で具体的で、何を根拠にしているのか分からない画一的なものではなく、様々な事例を参考にしながら本当に自分の生活習慣やこれまでの走歴やトレーニング歴や遺伝子に合う練習計画が立てられるようになりたい


・上記の項目が達成できるのであれば、5万円投資しても良い


 上記に当てはまる方には今回のマラソントレーニング研究が絶対にピッタリです。講師の池上から、簡単かつ明確に「マラソントレーニング研究」がどのような講義動画か紹介させて頂きますので、是非最後までお読みください。


==

 先ず初めに「マラソントレーニング研究」とはどのような講義動画なのかということですが、以下の内容について解説させて頂いている約10時間のオンライン講義です。


・マラソントレーニングの基本の概要。これまで私の講義動画をいくつも受講して下さっている方にとっては復習の箇所なので飛ばして頂いても構いません。

・成功している古今東西の一流ランナーから市民ランナーの方のマラソン前約3か月の練習を大きく3つの種類に分類し、それぞれの種類ごと(タイプごと)に具体的な練習内容を一緒に見ていきながら私の分析結果を解説させて頂きます。


 誤解のないように強調しておきたいのですが、紹介ではなく解説です。普通の人は紹介されたところで、どこが参考になるのか、どこをどのように読み解けば良いのか、全体像と部分の関連性をどのように理解すれば良いのか、そして結局のところ自分の練習計画に落とし込む場合にはどこが参考になり、具体的にどうすれば良いのかが分かりません。


 ですので、そこの部分を解説しながら、各選手のトレーニングの全体像、隠れた意図、全体像と部分の関連性などを解説しながら、あとはそのままあなた自身でそれを参考にするのかしないのか、あるいはするのであれば、自分がやる場合にはどのようなやり方に変えて応用するのか、このあたりを徹底解説させて頂きます。


 また、どんな練習にもメリットとデメリットがあるので、そこの部分を理解しながらトレーニングを進めていく上でも大切なことになるでしょう。


 また上記のことが理解出来れば「これさえやれば誰でもサブ3」みたいな練習が存在しないことも、あるいは逆に「皆結局練習のやり方は人それぞれ。練習なんて何をやっても良い」ということにはならないことがお分かり頂けると思います。


 成功している練習というのは確かにそれぞれに違いますが、その中には共通点がたくさんあり、更に全体像は大きく分ければ3種類に大別可能で異なる種類のものを混ぜ合わせると絶対にうまくいかず、一見皆全然違う練習をしているように見えて、練習の見方(分析の仕方)さえ分かれば驚くほど全体像が美しく調和がとれているのだなと理解できるようになります。


 最後は感覚的な話になっていきますが、やっぱり何人もの練習内容を分析していると、上手くいく人の練習計画は美しいんです。それは全体的に調和がとれているからなんです。


 よくよく考えてみると過激なやり方や極端なやり方で成功した人を私はほとんど知りません。


 川内優輝さんもやや極端ではありますが、よくよく分析してみると王道のやり方に自分の性格や生活習慣を加味して少し変更したやり方に過ぎません。


 美しいか美しくないかはあくまでも私の感性なので、そこの部分は講義では一切触れておらず、感覚的な話ではなく論理的にきちんと言語化して解説させて頂いておりますのでご安心ください。


 ただ、美しいと感じるのはあくまでも全体像を見た時の話であり、今回の講義内容を受講して下さった方は全体的に練習を捉えるということの重要性がお分かり頂けると思います。


 一日一日の練習を見てもそれは点に過ぎません。点ではなく、線でつないで全体的に見なければならないのです。これもインスタグラムなどで出てくる「サブ3の為の練習3選」とかがほとんど参考にならない理由です。


 そりゃまあ、私も「サブ3の為の練習3選」とかは書けますけど、その練習をやってサブ3出来る人はサブ3を達成するための力がすでにある人です。


 そうではなく、今4時間ちょうどの人を2時間59分にしようと思えば、サブ3の為の練習千選くらいは欲しいです。


 ただ、それでは情報量が多すぎて整理されていない、だから10時間かけてそれらを整理し、類型別に分析、解説しようというのが今回の講義の趣旨です。


 10時間はちょっと長すぎるのではないかとのお声もあるかもしれませんが、章ごとに分けており、いつでも見たいところにワンクリックで飛べるようになっております。


 また、今回の講義動画はマラソンをやり続ける限りは一生お使い頂ける内容となっておりますので、これからマラソンを続けて行く中でちょっと練習で迷った時に、いつでも参考になる箇所を見返せるようになっており、5年後も10年後もマラソンを続ける限りはずっと参考になる内容となっておりますので、10時間が長すぎることは決してありません。


 冗談抜きで、迷った時に「あれを参考にしたいな」と思ったら1年後でも5年後でも10年後でもお使い頂けるものですし、実際に私が過去10年くらい参考にし続けている内容のものもあります。 


 イメージ的に言えば、とりあえず一通り国語(日本語)の基本をザーッと学んで、日本社会で生きていけるように最低限のことを頭に入れておき、あとは細かい部分の言い回しや表現や意味が分からなくなった場合には辞書を引く、そんなイメージです。


 どんなに勉強したところで、日本語が完璧になることはない、寧ろ極めようとすればするほど、知らない表現や言い回しや漢字があることに気づくので日本語を仕事にする人(物書き、教員、講師、脚本家)ほど辞書が手放せない、本講義はその一通りの基本と細かい部分の辞書的な役割の両方を果たすものである、そんなイメージです。


 なんとなく日本語を話している人は辞書など不要だとうそぶくけれど、日本語を生業にしている人は辞書が手放せないというのと同じで、今回の講義はなんとなくマラソンを走っている人にはゴミくずほどの価値もないけれど、真剣にマラソンに取り組んでいたり、マラソンの奥深さを探究している方ほど手放せない講義動画となっております。


 では改めて、そんな今回の講義を受講して得られるメリットにはどのようなものがあるのかということですが、下記のようなメリットが得られます。


・マラソンが楽しくなる。マラソンの奥深さが分かると本当にマラソンが楽しくなります。


・あなたの目標に最短最速で到達できる、あるいは潜在能力をいかんなく発揮し、自分の想像を超えるところに到達します。


・長期にわたって確実に記録を伸ばし続けることが出来る。目先の目標ではなく、今やっていることが全て将来に繋がっていきます。


・マラソントレーニングの真理が理解出来ます。


 これだけの内容が詰まった内容がたった49500円の投資で受講して頂けます。


 そして、なんとなんと10月6日(日)までの期間限定でたった33000円の投資で受講して頂けるようにさせて頂きます。


 さらに、


 こちらの講義には全額返金保証をつけさせて頂き、講義を受講後万が一ご満足いただけない場合は理由を問わずに心で泣いて、顔は笑顔で全額返金させて頂きます。あなたにリスクは一切なく、寧ろあなたの満足を保証いたします。


 こちらの講義はあなたの想像を超える内容が詰まった一品です。


 講義へのお申し込み方法は非常に簡単で、お支払い方法をクレジットカード、ペイパル、銀行振り込みよりお選び頂き、その後氏名と講義をお届けさせて頂くメールアドレスをご入力頂きますとそれで完了です。


 銀行振り込みをお選びの場合は入金を確認させて頂いた後手動にて講義をメールでお送りさせて頂きますので、しばらくお待ちください。土日祝日はご入金が確認できないので、その点についてもご了承いただけますと幸いです。


 もしもあなたが真のマラソン好きであるのであれば、絶対にあなたを満足させて見せますので、今すぐこちらをクリックしてお申込み頂きたいのですが、いかがですか?


 最後に考えて頂きたいのですが、ここで想定しうる最大のリスクは何でしょうか?


 最大のリスクは申し込んでみたけれど、なんか思っていたのと違った、役に立たない訳ではないけれど、投資額に見合わないと思われた場合には全額返金させて頂き、無料でプロの学びが得られて終わりになるだけです。


 ですが、そのようなことにはならないでしょう。私の講義の受講生様の半分程度の満足度でも絶対にご満足して頂けるのですが、いかがですか?



===



 最後に、一番に受講させていただいた私の感想も記載させていただきます。受講を迷われている方は、ぜひ参考にしていただけると幸いです。


(感想)

 実際この講義、率直にめちゃくちゃ面白かったです。

 

 まず、どういう講義なのか?ということですが、一言で言えば

 

 「古今東西のトップランナーから市民ランナーの方までの、実例トレーニングのデータベース」です。

 

 これまで成功してきたトップランナーから、市民ランナーの方のマラソン前の約3ヶ月間の練習を、大きく三つの種類に分類してそれぞれの種類ごとに具体的な練習内容を池上の解説とともに見ていく、という内容になっています。

 

 実例で取り上げられている選手は、実に14人にのぼりました。

 

 ポイントなのは、トレーニング紹介ということではなくて「解説」だということです。

 

 各選手のトレーニングの全体像から細かい部分の隠れた意図まで、詳細に解説されているので、聴きながら自分のトレーニングに参考にできそうな話が次から次へと出てきました。

 

 実際、私はこの講義を受講し終わってから、早速自分のトレーニングメニューを開き、7箇所も練習予定に変更を加えました。(ここからの最終調整で早速それだけ反映できる箇所がみつかったのです)

 

 また、これまでに色々と勉強されてきた方だと、学んできた理論が頭の中でバチバチと繋がっていって

 

 「あれはそういうことだったのか!」みたいな発見がどんどん出てくると思います。

 

 おそらくですが、今回の講義、単純に聞いていてワクワクすると思います。

 

 点在していた理論が脳内でスパークを起こして頭の中で繋がっていく、この感覚を楽しんでいただきたいなと思います。

 

 そしてこの講義では、トップランナーたちの練習も赤裸々に解説されるので


 「あ、こんな2時間8分台とかの人でも暑さでこんなすぐやめちゃったこともあったんだ」とか

 

 「レースの4週間前でうまく走れていなくても、こうして調整していけば本番で2時間5分台で走れるくらい仕上げられるんや」

 

 みたいな意外な発見も多かったです。

 

 トップランナーも同じ人間であり、上手くいかない日も全然たくさんあって、そこからどうやって立て直していたのか、みたいなことも読み解くことができるので、受講していてなんかとても自信が湧いてきました。

 

 何より、この講義を受けたら自分が目指したい「ロールモデル」みたいなものがなんとなくわかってくるように思います。

 

 どんな世界でも、上手く模倣するということは重要なことです。

 

 例えば、私はよくメルマガで皆様にセールスレターを書いてお送りすることがありますが、、

 

 セールスライティングの世界でも「スワイプ」と言って、過去にヒットしたレターや広告文を模倣して新たなものを作ると、より大きなヒットを生み出しやすいという定番の手法があります。

 

 これはマラソントレーニングでも当てはまることだと思います。やはり自分の生活スタイルや自分の性格、キャパを考慮した上で、自分に合ったスタイルでの最高の練習を目指して行くことがパフォーマンスを最大化する鍵になると思います。

 

 その上で、すでに成功しているトップランナーや市民ランナーの方の上手くいった実例をモデルにするのは、非常に効率的なやり方です。

 

 実際、私は3時間16分から2時間32分まで1年3ヶ月で到達しましたが、これは私より先に3時間16分から2時間33分まで1年で到達するということを成し遂げた榮井悠祐さんという方の練習メニューの影響を強く受けています。(ちなみに今回の講義の実例の一つに榮井さんの例も出てきます)

 

 すでに成功例としてあった榮井さんの練習をモデルに、私の特性を勘案してアレンジすることでどんどん記録が伸びていきました。

 

 そして、今回の講義を受講して、私は新たなロールモデルを定めました。この講義の中で「この人だ」というのがあったのです。

 

 映画4本分の時間をかけて受講してみたのですが、その価値は十分にあったと胸を張って言えます。(なんなら、ところどころ見返しています笑)

 

 そんな発見があなたにもあればと、心から願っております。


(感想終わり)



 特別価格で手に入るのは10月6日(日)までです。ぜひ、ピンときたら必ずこの機会に手に入れてください。







ウェルビーイング株式会社副社長

らんラボ!代表

深澤哲也



P.S

 今回も分割払いはOKとさせていただきます。

 

 2回〜10回払いで受付いたします。ご希望の方は下記お問い合わせページより「分割払い⚪︎回希望」とだけ入れてお送りください。







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ランニング書籍

講師紹介
​ウェルビーイング株式会社代表取締役
池上秀志

経歴

中学 京都府亀岡市立亀岡中学校

都道府県対抗男子駅伝6区区間賞 自己ベスト3km 8分51秒

 

高校 洛南高校

京都府駅伝3年連続区間賞 チームも優勝

全国高校駅伝3年連続出場 19位 11位 18位

 

大学 京都教育大学

京都インカレ10000m優勝

関西インカレ10000m優勝 ハーフマラソン優勝

西日本インカレ 5000m 2位 10000m 2位

京都選手権 10000m優勝

近畿選手権 10000m優勝

谷川真理ハーフマラソン優勝

グアムハーフマラソン優勝

上尾ハーフマラソン一般の部優勝

 

大学卒業後

実業団4社からの誘いを断り、ドイツ人コーチDieter Hogenの下でトレーニングを続ける。所属は1990年にCoach Hogen、イギリス人マネージャーのキム・マクドナルドらで立ち上げたKimbia Athletics。

 

大阪ロードレース優勝

ハイテクハーフマラソン二連覇

ももクロマニアハーフマラソン2位

グアムマラソン優勝

大阪マラソン2位

 

自己ベスト

ハーフマラソン 63分09秒

30km 1時間31分53秒

マラソン 2時間13分41秒

​ウェルビーイング株式会社副社長
らんラボ!代表
深澤 哲也

IMG_5423.JPG

経歴

中学 京都市立音羽中学校

高校 洛南高校

↓(競技引退)

大学 立命館大学(陸上はせず)

​↓

大学卒業後

一般企業に勤め、社内のランニング同好会に所属して年に数回リレーマラソンや駅伝を走るも、継続的なトレーニングはほとんどせず。

2020年、ウェルビーイング株式会社の設立をきっかけに約8年ぶりに市民ランナーとして走り始る。

感覚だけで走っていた競技者時代から一変、市民ランナーになってから学んだウェルビーイングのコンテンツでは、理論を先に理解してから体で実践する、というやり方を知る。始めは理解できるか不安を持ちつつも、驚くほど効率的に走力が伸びていくことを実感し、ランニングにおける理論の重要性を痛感。

現在は市民ランナーのランニングにおける目標達成、お悩み解決のための情報発信や、ジュニアコーチングで中学生ランナーも指導し、教え子は2年生で滋賀県の中学チャンピオンとなり、3年生では800mで全国大会にも出場。

 

実績

京都府高校駅伝区間賞

全日本琵琶湖クロカン8位入賞

高槻シティハーフマラソン

5kmの部優勝 など

~自己ベスト~

3,000m 8:42(2012)
5,000m 14:57(2012)
10,000m 32:24(2023)
ハーフマラソン 1:08:21(2024)

​マラソン 2:32:18(2024)

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