トレーニングにおける最終目的地(ゴール)と、そこに辿り着くために避けられないこととは?
- 深澤哲也(ウェルビーイング株式会社副社長)
- 4月12日
- 読了時間: 10分
突然ですがあなたは、トレーニングにおける最終目的地とは何かご存知ですか?
少し、考えてみてください。
例えば、新年度も始まったということで、今シーズンは11月のマラソンでサブ3しようと目標を決めたとします。では、その目標に向けたトレーニングを考える中で、最終的には何が達成できたら良いのでしょうか?
わかりましたか?
結論を言いますとこれは、レースペースの95-105%の練習量を増やすこと、が答えです。
例えばフルマラソンサブ3(4’15”/km)という目標ならば、最終的には4’02”/km~4’28”/kmの練習量をいかに増やせるかです。
なお、これはフルマラソンに限らず、他の種目でも全部同じです。
ハーフマラソンで1時間45分(5’00”/km)を切りたいなら、最終的には4’45”/km~5’15”/kmの練習量をいかに増やせるかです。
5000mで20分(4’00”/km)を切りたいなら、最終的には3’48”/km~4’12”/kmの練習量をいかに増やせるかです。
800mで2分40秒(3’20”/km)を切りたいなら、最終的には3’10”/km~3’30”/kmの練習量をいかに増やせるかです。
つまり中長距離種目であれば、どんなレースに向けて準備していようが、最終的にはレースペースの95-105%の練習量を増やすことが最も重要であり、目指すべきところであり、これができればレースで最高の結果を出せる可能性が高くなるのです。
ですが、これはあくまで「最終目的地」の話です。最終目的地にたどり着くにはその過程も等しく大切。
例えば、大阪から出発して東京に向かう場合、最終目的地が東京駅だからと言って、東京駅は名古屋駅よりも重要だということにはなりません。むしろ、東京駅が最終目的地であれば、その過程で京都駅も名古屋駅も通過しなければいけません。もっと言えば、東京駅に向かうために切符を取ったり、荷物をまとめたり、むしろ最終目的地に到着するよりももっと遠い段階にいる時の方がやることはたくさんあるはずです。
つまり、最終目的地はあくまでレースペースの95-105%の練習量を増やすことですが、そこに辿り着くまでの方が実は優先度は高く、やるべきことがたくさんあるのです。
レースペースの100%の練習量を増やすには95%の練習量を増やす必要があり、その為には90%の練習量を増やす必要があり、その為には85%の練習量を増やす必要があり、その為に80%の練習量を増やす必要があるのです。
これを図に表すと、つまりこういうことになります。

この図を見てわかるように、上の練習量の方が下の練習量よりも多くなる(=逆三角形になる)ことは絶対にあり得ません。というより、あってはいけません。それはつまり、家を2階から建てようとしているのと同じことです。最終的にやりたいレースペース帯(95~105%)に到達するためには、その下のペース帯の練習量をしっかりとその前段階で積み上げないといけません。
でも、ネットの世界で広がっている情報とは、どういうものでしょうか?そう、あなたもきっと一度は見たことがあるであろう「マラソンでサブ3を達成するための練習3選」みたいな情報です。あのような情報は間違っているというわけではないですが、いわばこのピラミッドでいうところのここだけを言っているものです。

その前段階のことを言っていないのです。でも、その前に踏むべき段階の情報がないと、うまくいくはずがないのですから、これはとても重大な情報の欠陥と言えるでしょう。
ではそんな大事なことをなぜ、言ってくれないのか?それは、ウケないからです。再生数が伸びないし、閲覧数が伸びないからです。大手の書店であれば、売れないからです。
YouTuberやネットのアフィリエイター、書店などにとっての「良い情報」とは、視聴数が伸びる情報です。再生回数が多い動画、閲覧回数が多い記事、売れる本こそが良いものなのです。そのためには、情報は具体的であり、簡潔でわかりやすく、目を引くものでなければいけません。私も一応YouTuberやってますから、この辺の事情はよくわかります。でも、それでは最終目的地点に向かいたいランナーさんにとっては、少し情報が不足しているんですね。
本当に必要な情報というのは、最終目的地点とはどこか?ということに加え、そこに至るまでのルートを自分で描けるようになるための情報なんです。つまり、レースに近い刺激の練習を入れていく特異期で最高の練習をするための土台作りをする基礎構築期ではどういうことをやって、その後どういう段階を踏んで仕上げていけば良いのか?という一連の流れ全てをフォローできる情報です。
そこで今回、そんな一連の情報全てを解説した講義動画を制作しました。それが「狙ったレースで結果を出すための800mからフルマラソンのトレーニングの原理」です。
こちらの講義では、800mからフルマラソンまでの全ての種目において共通する原理の部分を先にしっかり解説した上で800m,1500m,5000m,10000m,ハーフマラソン、フルマラソンそれぞれにおける基礎構築期の練習例、練習の組み方、特別期の練習例、練習の組み方、特異期の練習例、練習の組み方という内容が解説されます。
講義内容のイメージはこんな感じです↓

まず最初に800mからフルマラソンまで全てに共通する原理を解説します。中長距離種目で最も重要な要素は何か?
全ての種目において共通して最も鍛えるべきことは何か?
どこまでが基礎的と捉え、どこからが特異的と捉えるべきか?
そのようなことを解説した上で、各種目、そしてその中の時期ごとの具体的な練習例まで網羅しています。
なので、これからあなたがどんなレースに出るにしても使うことができる知恵が手に入るというわけです。
新年度ということで、新たな目標を定め、新たな取り組みをしようと考える方も多いと思います。
その際、絶対に「出発点を間違えないこと」がとても重要だと思います。
そもそもやろうとしていることが原理に適っていなければ、どうしてもうまくいかず遠回りも多くなります。
今回の講義を受講していただければ、何のレースに出るにしても方向性を間違えることはないでしょう。
そんな今回の講義の内容は、以下のとおりです。
講義内容
・800mからフルマラソンのレースの決定因子
・代謝とは?
・トレーニングのゴール
・スピード持久力の概念
・それぞれの代謝系の長所と短所
・スピード持久力の向上の一例
・スピード持久力の向上のトレーニングの最終ゴール
・人体の構造
・主練習と土台練習の線引き
・スピード持久力のパラドックス
・スピード持久力理論の応用
・レースペースに対するパーセンテージの計算の仕方
・ピーキングピラミッド
・土台作り
・期分けの重要性
・基礎構築期のトレーニング
・特別期(移行期)のトレーニング
・特異期
・期分けの期間
・休養期の役割
・基礎構築期の練習例
・特別期(移行期)の練習例
・特異期の練習例
・800mランナーの基礎構築期の練習例
・800mランナーの特別期練習例
・800mランナーの特異期練習例
・800mランナーの週間スケジュール例①
・800mランナーの週間スケジュール例②
・800mランナーの特別期の週間スケジュール例①
・800mランナーの特別期の週間スケジュール例②
・800mランナーの特異期の週間スケジュール例①
・800mランナーの特異期の週間スケジュール例②
・1500mランナーの基礎構築期練習例
・1500mランナーの特別期の練習例
・1500mランナーの特異期の練習例
・1500mランナーの基礎構築期の週間スケジュール例①
・1500mランナーの基礎構築期の週間スケジュール例②
・1500mランナーの特別期の週間スケジュール例①
・1500mランナーの特別期の週間スケジュール例②
・1500mランナーの特異期の週間スケジュール例①
・1500mランナーの特異期の週間スケジュール例②
・5000mランナーの基礎構築期の練習例
・5000mランナーの特別期の練習例
・5000mランナーの特異期の練習例
・5000mランナーの基礎構築期の週間スケジュール例①
・5000mランナーの基礎構築期の週間スケジュール例②
・5000mランナーの特別期の週間スケジュール例①
・5000mランナーの特別期の週間スケジュール例②
・5000mランナーの特異期の週間スケジュール例①
・5000mランナーの特異期の週間スケジュール例②
・10000mランナーの基礎構築期の練習例
・10000mランナーの特別期の練習例
・10000mランナーの特異期の練習例
・10000mランナーの基礎構築期の週間スケジュール例①
・10000mランナーの基礎構築期の週間スケジュール例②
・10000mランナーの特別期の週間スケジュール例①
・10000mランナーの特別期の週間スケジュール例②
・10000mランナーの特異期の週間スケジュール例①
・10000mランナーの特異期の週間スケジュール例②
・ハーフマラソンの基礎構築期の練習例
・ハーフマラソンの特別期の練習例
・ハーフマラソンの特異期の練習例
・ハーフマラソンの基礎構築期の週間スケジュール例①
・ハーフマラソンの基礎構築期の週間スケジュール例②
・ハーフマラソンの特別期の週間スケジュール例①
・ハーフマラソンの特別期の週間スケジュール例②
・ハーフマラソンの特異期の週間スケジュール例①
・ハーフマラソンの特異期の週間スケジュール例②
・マラソンの基礎構築期の練習例
・マラソンの特別期の練習例
・マラソンの特異期の練習例
・マラソンの基礎構築期の週間スケジュール例①
・マラソンの基礎構築期の週間スケジュール例②
・マラソンの特別期の週間スケジュール例①
・マラソンの特別期の週間スケジュール例②
・マラソンの特異期の週間スケジュール例①
・マラソンの特異期の週間スケジュール例②
・自身の練習に応用するにあたっての原理原則
・最後に
合計約4時間
こちらの講義を受講することによる最大のメリットはあなたの最高の結果に繋がるということです。最高の結果と言うのはどういうことかというと遺伝子に含まれている長距離走、マラソンに対する情報が全て引き出されるということです。
人間は遺伝子の大半が眠っています。この眠っている遺伝子を発現(開花)させるのが正しいトレーニング戦略、リカバリー戦略、正しい潜在意識の使い方です。本講義ではそのうちのトレーニングの部分をお届けさせて頂きます。
才能があるとかないとかよく言いますが、人間である以上大差はありません。確かに、誰もがマラソン2時間6分で走れるのかと言うと無理だと思います。特に、女性はおそらく無理でしょう。
ですが、サブ3やサブエガ程度の記録は60歳までの男性であれば、誰でも出すことが出来ます。800mからフルマラソンまでサブ3やサブエガに準ずる程度の記録は60歳までの男性であればだれでも出せると言って差支えがありません。
そして、長期にわたって腰を据えて、つまり澄み切った気持ちで記録を伸ばし続けることができるのも大きなメリットです。あたかも息子の成長を見守るように高みの見物と言った感じの落ち着いた気分で自分自身の成長を見ながら走生活をお楽しみ頂けます。
「走ることは喜びである」 by アーサー・リディア―ド
です。どうせ走るなら自身の成長、自己実現という幸福の果実をたっぷりと味わってください。
これだけの内容が詰まった内容の講義は、19,800円(税込)の投資で受講して頂けるように致します。
一度お申込み頂けますと一生ご利用いただけますが、お申込み頂ける期間は2025年4月13日日曜日までとさせて頂きます。ぜひ今シーズン最高の結果を出したいという方、そして、今シーズンだけでなく、その後も長期的に成長していきたい方は、この機会にご受講ください!
ウェルビーイング株式会社副社長
らんラボ!代表
深澤哲也
追伸
今回のこちらの講義、本当にどんな種目でも使えます。実際、私はこの講義の中で解説されている考え方でトレーニングを行い、また人には教えています。
過去3年間ほどで出た実績は以下のとおりです。
(自分の競技成績)
(3年前)
・5km→18分40秒
・10km→40分ちょっと
・ハーフマラソン→1時間28分
・フルマラソン→3時間16分
↓↓
(現在)
・5km→15分25秒
・10km→32分24秒
・ハーフマラソン→1時間08分
・マラソン→2時間29分
(指導の実績)
2024年度
800m
・石原向規くん(3年)
800m,1500m滋賀県中学記録樹立(1'55",3'57")
全国中学校陸上 800m第2位
U16男子1000m 優勝(2'28"88)
都道府県対抗男子駅伝2区出走
・牧野智彩さん(3年)
近畿中学陸上 女子800m出場
滋賀県中学総体 女子800m優勝(2'18")
都道府県対抗女子駅伝 滋賀県代表選出
・久保友香さん(3年)
滋賀県中学総体 女子800m第6位
・柴泰河くん(2年)
滋賀県中学秋季 男子800m優勝(2'04")
滋賀県中学総体 男子800m第6位
・中村良碧くん(2年)
滋賀県中学秋季 男子1500m第3位(4'24")
滋賀県中学総体 男子1500m第6位
・花田裕也くん(2年)
滋賀県中学秋季 男子3000m第5位
2023年度
・佐藤煉くん(3年)
全国中学陸上 男子800m出場
滋賀県中学陸上 男子800m優勝(2年次)
中距離種目からフルマラソンまで共通して使える原理から、具体論まで網羅的に解説したのが今回の講義です。ご受講のお申し込みは4月13日(日)までです。ぜひこの機会にご受講ください。
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