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痛みで走れなくなったことはありますか?

更新日:2 日前

 突然ですがあなたは、休んでも休んでも痛みが引かないような故障に悩んだことはありますか?

 

 私はあります。何度もあります。例えば、、


 高校生の時は、その後の進路がかかってくる2年目のシーズンを丸々、次から次へと転移する痛み潰してしまいました(文字通り陸上人生が変わりました)。


 また、今から2年ちょっと前、当時初マラソンだった神戸マラソン前に約6週間、右足の膝に鵞足炎という故障を発症して、まともに走れませんでした。

 

 そのせいで、初めてのマラソンだった神戸マラソンでは、40km地点で意識を失ったりゴール後も救護室で40分間意識不明になるなど、散々な結果となりました。

 

 発症したのは、レース6週間前でした。この時は痛みも強くなく、すぐに引いてスタートラインに普通に立てるだろうと思いましたが、、


 そこから6週間、痛みが引くことはありませんでした。

 

 そう、慢性的な故障というのは、痛みが出ている期間が長いので、レースへの影響が大きいのです。

 

 なぜいきなりこんな話をするのかというと、私がこの時にやった故障への対応があなたにとってお役に立てるかもしれないと思うからです。

 

 そもそも長距離走・マラソンは、あらゆるスポーツの中でも非常に故障が多いスポーツです。

 

 とりわけ特徴的なのが、長距離走では「外傷」はほとんどなく、多くが「内傷」だということです。

 

 「内傷」というのは、ある部位を酷使することで痛みが出るような故障の事で、要するに使いすぎて痛めてしまうということです。金属疲労的なやつです。

 

 そして長距離走における内傷は、真剣に走っている人ほど起こりやすいです。

 

 当然ですね、単純に体にかけている負荷が大きいので、それに耐えられなくなって、どこかに痛みが出るのは不思議なことではありません。

 

 ちなみに一つお伝えしておくと、長距離走を真剣にやるなら「故障はする」と思っておいた方が良いです。

 

 本当にタイムを伸ばすなら、それなりの練習をする必要があり、それなりの練習をすると、それなりに体のどこかには痛みが出てきます。

 

 実際にプロや実業団の選手で、これまで一回も故障したことないという人は本当に聞いたことがありません。

 

 これは池上もそう言っています(ちなみに池上は故障の「プロ」で、腰から下で故障したことがない箇所はないとのこと)。

 

 ちなみに、、


 先述した神戸マラソンの時は、正直鵞足炎は完治しないまま出走したのですが、その後私は4ヶ月後のびわ湖マラソンに向けてすぐにトレーニングを開始しました。

 

 完治しないまま走ったので、故障との長期戦が予想されましたが、実は驚くほどに順調に練習を再開することができたのです。


 レース後、1週間後からはほぼやりたい基礎構築の練習ができている状態でした。(痛み自体はありましたが、結局2週間くらい走っていたら消えました)

 

 でも2週間は痛かったなら問題ありじゃないか、と思われましたか?


 実は、痛いこと自体はそんなに問題ではありません(もちろん痛くないに越したことはないですが)。

 

 それよりも「やりたい練習が継続できている」ということが大事なのです。


 長距離走においては、痛みがあったとしてもそれを上手く対処することができるなら、練習を続けても大丈夫なのです。

 

 むしろ、長距離の故障は、ただ単に走らずに休んでいても治らないのがほとんどなのです。

 

 それはなぜか?答えは「慢性化」しているケースがほとんどだからです。

 

 慢性化って何?ということを説明すると、端的に言えば自然治癒力が働いていない状態です。だから、放っておいても治らないんです。

 

 だからと言って、痛いのにそんなガンガン練習してもいいのか?というと、それはそれで難しいです。痛みがきつければ、やはりやりたい練習はできません。

 

 じゃあどうしたらいいの?ということなのですが、実はこの度、このような慢性的な故障の予防やその対処について解説した新講義動画「故障の治し方と故障との付き合い方」を新たにリリースさせていただきます。


 故障は絶対に、しないに越したことはないです。


 しかし、先述の通り走っていれば、一定程度の確率では起こってしまうものです。


 特に、何らかのタイムを目指して真剣に走っている方なら尚更のことです。


 私もそうですが、走るのが好きで走っているのが市民ランナーなわけですから、痛みで走れなくなるほど辛いことはないわけです。


 ですが、故障が起きる確率を自分の手で下げることは可能です。そして、故障してしまった場合、そこからの復帰を早めて走力低下の被害を最小限にすることも可能です。


 それを可能にするのは「故障との付き合い方」に関する正しい知識です。


 実はこの新講義、講義者の池上にリクエストしたのは私です。


 私はここ最近は、故障はしていません。ですが、絶対にもうしたくありません。だから、故障しないための知識を改めて勉強したいな、と。


 しかしながら、無情にも走っていればいつかは故障することはあります。その時に困りたくないな、と。


 そんな想いから池上にお願いして、この講義を作ってもらいました。なぜなら彼は「故障のプロ」だからです。


 私自身、19年間のランニング生活の中で傷めたことがないのは腰だけと豪語するほどには故障を経験しています。疲労骨折も判明しているだけで5回はあるとのことですし、足底筋膜炎は右足が4年間、左足が2年間(重複期間あり)でした。


 考えてみてください。4年間ですよ?前のオリンピックの時から、今回のオリンピックまで、ずっと足が痛いんですよ。もう、治らないんじゃないかって思いますよね。


 実際彼はそう思ったことも何度もあったようです。ですが、そこから立ち直って、今は来たる大阪マラソン2025に向けてトレーニングを積んでいます。聞くところによると、今回は自己ベストも狙えるかもしれないくらいに仕上がってきているみたいですよ。


 そんな数々の辛い故障の経験をしてきた彼から、故障との付き合い方を学びたいと思ったのです。そしてこれは、絶対に市民ランナーの方にもお役に立てるものだと思ったのです。


 そうして作ってもらっている故障との付き合い方に関する講義は、以下の内容を予定しています。


・故障の原理。故障は何故発生するのか?


・慢性的な故障の原理。何故数か月も治らない故障が存在するのか?


・最も有効な故障の治し方


・ストレッチは有効か?


・慢性的な故障のための食事とサプリメント


・故障と薬(非ステロイド系の抗炎症薬とステロイド注射)


・その他の様々な治療方法


・故障中の練習と故障からの復帰練習の組み方


 上記の内容で解説する本講義は、2月1日(土)リリースを予定しています。


 特に、故障に悩んだことのある人、現在悩んでいる人、まだないけど、真剣に長距離走やマラソンに取り組んでいて、これからタイムを伸ばしていきたい人は、ぜひご受講されることをお勧めします。

 

 故障は、抱えていないときはどうしても真剣に考えられません。ですが、いざなってしまうと「なんでもうちょっと対策していなかったんだ」と必ず後悔します。

 

 そして、出たいレースが近づいても、脚が痛くて、泣く泣く棄権、、


 もしくは、全然練習できてないから思い出づくりレースになってしまう、、(これは深澤の実体験です)。

 

 こんなみじめで悔しいことはありません。

 

 あなたにはそういう想いを味わってほしくはありません。


 故障のつらさを経験したくない方、現在悩んでいる方はぜひ、下記のページより講義の詳細をご確認ください!


 

 

ウェルビーイング株式会社副社長

らんラボ!代表

深澤哲也

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ランニング書籍

講師紹介
​ウェルビーイング株式会社代表取締役
池上秀志

経歴

中学 京都府亀岡市立亀岡中学校

都道府県対抗男子駅伝6区区間賞 自己ベスト3km 8分51秒

 

高校 洛南高校

京都府駅伝3年連続区間賞 チームも優勝

全国高校駅伝3年連続出場 19位 11位 18位

 

大学 京都教育大学

京都インカレ10000m優勝

関西インカレ10000m優勝 ハーフマラソン優勝

西日本インカレ 5000m 2位 10000m 2位

京都選手権 10000m優勝

近畿選手権 10000m優勝

谷川真理ハーフマラソン優勝

グアムハーフマラソン優勝

上尾ハーフマラソン一般の部優勝

 

大学卒業後

実業団4社からの誘いを断り、ドイツ人コーチDieter Hogenの下でトレーニングを続ける。所属は1990年にCoach Hogen、イギリス人マネージャーのキム・マクドナルドらで立ち上げたKimbia Athletics。

 

大阪ロードレース優勝

ハイテクハーフマラソン二連覇

ももクロマニアハーフマラソン2位

グアムマラソン優勝

大阪マラソン2位

 

自己ベスト

ハーフマラソン 63分09秒

30km 1時間31分53秒

マラソン 2時間13分41秒

​ウェルビーイング株式会社副社長
らんラボ!代表
深澤 哲也

IMG_5423.JPG

経歴

中学 京都市立音羽中学校

高校 洛南高校

↓(競技引退)

大学 立命館大学(陸上はせず)

​↓

大学卒業後

一般企業に勤め、社内のランニング同好会に所属して年に数回リレーマラソンや駅伝を走るも、継続的なトレーニングはほとんどせず。

2020年、ウェルビーイング株式会社の設立をきっかけに約8年ぶりに市民ランナーとして走り始る。

感覚だけで走っていた競技者時代から一変、市民ランナーになってから学んだウェルビーイングのコンテンツでは、理論を先に理解してから体で実践する、というやり方を知る。始めは理解できるか不安を持ちつつも、驚くほど効率的に走力が伸びていくことを実感し、ランニングにおける理論の重要性を痛感。

現在は市民ランナーのランニングにおける目標達成、お悩み解決のための情報発信や、ジュニアコーチングで中学生ランナーも指導し、教え子は2年生で滋賀県の中学チャンピオンとなり、3年生では800mで全国大会にも出場。

 

実績

京都府高校駅伝区間賞

全日本琵琶湖クロカン8位入賞

高槻シティハーフマラソン

5kmの部優勝 など

~自己ベスト~

3,000m 8:42(2012)
5,000m 14:57(2012)
10,000m 32:24(2023)
ハーフマラソン 1:08:21(2024)

​マラソン 2:32:18(2024)

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