突然ですが、あなたは考えたことがありますか?
強い長距離チームを作るにはどうすれば良いのかと。
あるいはどうすれば目の前の選手を強くすることが出来るのかと。
長距離走にチームワークは存在しません。目の前にいる一人一人を強くすることが出来れば、チームは強くすることが出来ます。
では、目の前の選手を強くするにはどうすれば良いのでしょうか?
実はこの答えを知ることこそが、アマチュアランナーの場合はそのままどうすれば自分が速くなるかの答えになります。
長距離走、マラソンと言うのは技術的な要素が非常に少ないスポーツです。技術的な要素がないとは言いません。ないとは言いませんが、全体に占める割合は10%以下で、それよりも大切なのはトレーニング刺激に対する生化学的な適応です。
もう少し具体的に言えば、どれだけ効率よく酸素を使ってエネルギーを生み出せるか、どれだけの乳酸の蓄積(水素イオンの蓄積)に耐えることが出来るか、目標とするレースペースで走った時にどれだけ酸素消費量を減らせるか、必要なエネルギーを供給することが出来たとして、最後まで痙攣などを起こさずに走り切れる筋持久力があるか、どれだけ酸素と脂肪酸を使ってエネルギーを生み出す代謝系の効率が良くなるかなどです。
これらを理解することが目の前にいる選手、ひいては自分自身を速くする鍵となります。
このように書くと、運動生理学的な知識が必要なのかと思われるかもしれませんが、運動生理学的な知識は必ずしも必要ありません。実際に、多くの優秀な指導者は運動生理学的な知識はある程度持ちつつもそれを前面に押し出した指導はしていません。
何故なら、運動生理学と言うのは運動中に人間の体内で何が起きているかを解き明かす学問であるのに対し、長距離走、マラソンとは自分が出場するレースを如何に速くゴールまでたどり着けるかを競う実践の競技であるからです。
そして、これも重要なことですが、そのスポーツをするのは人間であるということです。機械をいじるのとは訳が違うのです。そして、その人間を変えるのに必要なのは指導能力です。
実際に、指導者が変わればチームは変わります。私が中学校二年生の時に、恩師の神先宏彰先生が教頭先生として赴任されました。神先先生は元々私の出身の亀岡中学校の隣の東輝中学校の先生でした。東輝中学校時代には地区駅伝14連覇という偉業を成し遂げられました。それから亀岡中学校に来てまた地区駅伝10何連覇かされました。
近畿駅伝の優勝や全国駅伝4位、通信陸上で日本ランキング1位になる選手らを育て上げられました。その他全国大会に出場する選手を何人も育て上げています。
高校時代の恩師中島道雄先生はたった部員3人の洛南高校に赴任され、一番速い選手は5000m18分台というところからスタートし、全国高校駅伝出場20回、最高順位は準優勝、インターハイ総合優勝3回、京都府インターハイ33連覇という偉業を成し遂げられました。
この手の話は枚挙にいとまがありません。逆に、私が大学生の頃は佛教大学の女子チームは毎年のように日本一を争っていましたし、京都産業大学は全日本大学駅伝で3位に入ったりしていましたが、今では見る影もありません。指導者が変わればチームは良くもなるし、悪くもなるものです。
では、もっと具体的に話を進めてチームが強くもなれば弱くもなるにはどこに鍵があるのでしょうか?
規律?
命令?
服従?
根性?
気合い?
一定程度そういったものが必要であることは認めます。気合いがなければ体は動かないでしょう。
しかしながら、それだけで強くなるのであれば、軍隊経験者を連れてこればチームは強くなるでしょうか?
軍隊方式で規律を確立させればチームは強くなるでしょうか?
残念ながら、それだけではチームは全く強くなりません。実際に軍隊経験者が指導していた戦争直後よりも怖さや厳しさと言う意味ではだいぶ緩くなった現在の方が圧倒的にレベルが高いです。
では、チームが強くなるのは何故でしょうか?
それは指導者が明確なヴィジョンと方法論を指し示し、選手に理解させることが出来るからです。これは机上の空論ではいけません。実際に、言ったとおりにやれば走力が速くならなければいけません。
具体的な方法論を示し、その通りにやれば速くなるから生徒は言う事を聞くようになります。否、いうことを聞くのではありません。自ら進んでやるようになります。何故なら、そうすれば速くなるからです。つまり、自らの欲求を満たすことが出来るからです。
それだけではありません。今速くなるだけではなく、これからも速くなることを知っているのです。何故なら、方法論を知っているからです。だからこそ、自発的に取り組むようになるのです。
そして、この方法論はとりあえず毎日これをやっておけば良いというものではありません。レースの4か月前にやるべきことと、レースの2か月前にやることと、レースの2週間前にやるべきことは違います。つまり、年間通して何をやるべきかは変わってきます。
毎日、あるいは毎週同じことをやっていれば良いというものではないのです。逆の言い方をすれば、年間通して自分が何をやるべきかが分かっていれば、あとは自分でやってみて、細かい修正を加えながら更に次のサイクルに入っていくというPDCAサイクルを回すことが出来ます。
そして、何年も自己ベストを更新し続けて、ついには自分でも想像もしなかったところにたどり着くことになります。
これはどこかで聞いたような話ではないでしょうか?
そうです。ウェルビーイングオンラインスクールの受講生様たちが完全にこのパターンです。ウェルビーイングオンラインスクールの受講生様たちのほぼ全員が私よりも年上です。会ったことがない方も多いです。そして、私の約10万円と言う決して安くはないお金を払って下さっています。
こういった状況で私が何かを命令し、服従させることなど出来るでしょうか?
出来っこないに決まっています。それでも、皆さまが私が解説していることを朝3時台、4時台に起きてでもやるのはそれをやれば速くなることを明確に知っているからです。確実に速くなることを明確に知っているからです。
受講生様たちは私の言う事を聞いているのではありません。ただ、単純に走るのが速くなることをやっているだけです。
私自身も私のやり方を解説したことなど一度もありません。私はただ、長距離走、マラソンが速くなるために必要なことを解説しているだけです。
そんな訳で、同じことを6月11日(日)の朝9時30分より、京都・烏丸御池駅から徒歩2分のふじビル3階の貸会議室にて解説させて頂きます。つまり、長距離トレーニングの原理原則について解説をしてきます。
正直、今回の内容はウェルビーイングオンラインスクールを3回以上反復された方には必要のない内容です。しかしながら、それ以外の長距離走、マラソンが速くなりたい方にとっては値千金の内容となります。
また、鉢伏合宿にご参加いただいた方からも「オンラインスクールも受講しているけれど、生で講義を聞くとまた理解の度合いが違う」とのお声も頂いております。生で聞いて理解を深めたいという方は是非この機会を逃さないようにしてください。
今回の講義内容の正しさは、セミナー参加者の皆様が証明してくれるでしょう。それを見届けてから次回以降にご参加いただくのも悪い話ではありません。
しかしながら、勘の良い方、最短最速で成功する方と言うのは、自分の直感に訴えかけるものに出会った時にはすぐに行動するものです。そうして、私を信じて下さった初期のウェルビーイングオンラインスクールの受講生様から次々とマラソンサブ3、サブエガ、2時間40分切り、5000m17分台、16分台、15分台、ついには大人になってから初めて3000m8分台、5000m14分台を達成される方も出ました。
是非直感に訴えかけるものがあった方はこの機会にご参加下さい。セミナーの内容は繰り返しになりますが「長距離走が速くなるトレーニングの方法論」です。それ以外にありません。それが全てです。
参加費ですが、合計3時間の講義内容ということで、トレーニングプログラムビルダーと同じ19800円くらいが適正価格だと考えています。しかしながら、今回は遠路はるばる来ていただくことに感謝の気持ちも込めてたった10,000円の投資で受講して頂けるように致します。
私自身も10,000円を超えるセミナーにも複数回参加した上での価格設定ですが、中にはセミナーで1万円は高すぎると思われる方もいらっしゃるかもしれません。ですが、考えてみて下さい。1000-3000円のセミナーに参加して、最後に何かありませんでしたか?
そうです。高額商品の販売です。だいたいの1000-3000円の価格帯の設定には最後に高額商品の販売があります。別にそれは悪いことではありません。1000-3000円分の価値だけを提供して、その最後に更に詳しく知りたい方向けの商品を販売する、あるいは最後の高額商品の販売が広告宣伝費になるので、その分セミナーの価格を抑えることが出来る、それも一つのやり方です。
ですが、今回は一切そのようなことはしません。あくまでも今回のセミナーで完結させますので、長距離走が速くなるトレーニングの方法論の完結版への投資額だと思ってください。
またトレーニングプログラムビルダー、アドバンスドオンラインスクール、ウェルビーイングオンラインスクールの受講生様にとっては補習、もしくは復習と言う位置づけとなりますので、たった5000円でご参加頂けるように致します。
上記該当される方で、参加希望の方はこちらをクリックして、問い合わせページに飛び「○○(オンラインスクール名)受講の○○(お名前)です。6月11日のセミナー参加希望です」とご連絡ください。別途メールにて請求書をお送りさせて頂きます。
6月9日までに上記のオンラインスクールのいずれかにお申込みいただいた後にご連絡頂いても同じ割引価格の5000円で受講できるようにさせて頂きます。
またランナーズユニバーシティの受講生様は無料でご参加いただけますので、サイトにログインした状態でお申込み下さい。
今回のセミナーの詳細は以下の通りです。
1日時 6月11日(日)9時30分開始(開場9時15分)
2場所 ふじビル3階
(京都府京都市中京区両替町通御池下る龍池町429-1 ふじビル3階)
最寄り駅
京都市営地下鉄 烏丸御池駅 徒歩2分
3スケジュール
9時30分~10時30分 第一座
10時30分~10時40分 休憩
10時40分~11時40分 第二座
11時40分~11時50分 休憩
11時50分~12時50分 第三座
12時50分~ 質疑応答
13時10分 解散
4参加費 10000円(5月31日までにお申し込みいただいた方には早割りとして2000円お安くさせて頂きます→8000円)
5定員 30名
6申し込み締め切り 6月9日
7支払い方法 現地での現金払いもしくはクレジットカード払い
8持ち物 筆記用具
9キャンセル料 無料(ただし来られないと心配になるので、欠席連絡は必ずして下さい)
10返金保証 セミナーに最後までご参加いただいた上でご満足いただけなかった場合は全額返金致します。
烏丸御池駅の近くは京都の中でも最も京都らしいところです。外国人もたくさんいる観光地ですので、是非来たついでに観光して言って下さい。近くにステップ京都店もありまして、ちょくちょく良いシューズを安売りしているので是非覗いていって頂ければと思います。
行くたびに何が安くなっているかは変わるので、何がお買い得かは事前には分かりませんが、逆に行った人だけのお得なお買い物があるかもしれません。
ステップ京都店↓↓
また走っていて気持ちの良い鴨川沿いのコースがセミナー会場からわずか1キロくらいのところにあります。その日は弊社副社長の深澤が車で来て近くの駐車場に車を停めますので、セミナー終了後皆様のお荷物をその車に置いて希望者で1キロ5分半くらいのペースで12キロ走ります。
特に追加の料金などはありませんので、是非一緒に走りましょう。もちろん、そのままお帰り頂いても構いません。
ちゃんとした更衣室が用意できないので、それだけご了承ください。
また、以前からブログで少し案内を出させて頂いていたのですが、6月15日のフライトで私は3か月間ケニアに合宿に行ってきます。ケニア渡航前最後のセミナーとなります。自分の直感にピンッ!と来た方は絶対にご参加ください。絶対に後悔はさせません。想定しうる唯一の問題はあなたが「どうしてもっと早くこのトレーニング論を知ることが出来なかったんだろう!」と思われることだけなのですが、いかがですか?
それではこちらをクリックして、お申し込みください。
よくある質問
Q:駐車場はありますか?
A:近くにゼスト御池と言う京都市内最大の駐車場があります。最大料金は一日1800円と都市部にしては安めです↓↓
Q:池上秀志って誰ですか?
A:2017年からランナー向けのブログを書き始め、真剣なランナーの為の日本一の学び場サイトを運営しています。利用者数は無料コンテンツが月間1万人、有料コンテンツが年間延べ1000人、ロンドンオリンピック男子マラソン代表の藤原新さんからも「間違いなく日本一のサイト」とのお声を頂いています。
池上秀志の選手としての実績は以下の通りです
経歴
中学 京都府亀岡市立亀岡中学校
都道府県対抗男子駅伝6区区間賞 自己ベスト3km 8分51秒
高校 洛南高校
京都府駅伝3年連続区間賞 チームも優勝
全国高校駅伝3年連続出場 19位 11位 18位
大学 京都教育大学
京都インカレ10000m優勝
関西インカレ10000m優勝 ハーフマラソン優勝
西日本インカレ 5000m 2位 10000m 2位
京都選手権 10000m優勝
近畿選手権 10000m優勝
谷川真理ハーフマラソン優勝
グアムハーフマラソン優勝
上尾ハーフマラソン一般の部優勝
大学卒業後
実業団4社からの誘いを断り、ドイツ人コーチDieter Hogenの下でトレーニングを続ける。所属は1990年にCoach Hogen、イギリス人マネージャーのキム・マクドナルドらで立ち上げたKimbia Athletics。
大阪ロードレース優勝
ハイテクハーフマラソン二連覇
ももクロマニアハーフマラソン2位
グアムマラソン優勝
大阪マラソン2位
自己ベスト
ハーフマラソン 63分09秒
30km 1時間31分53秒
マラソン 2時間13分41秒
Q:キャンセル料はかかりますか?
A:キャンセル料はかかりません。無料です。
Q:返金保証はありますか?
A:受講して頂いた後に万が一ご満足いただけない場合は全額返金させて頂きます。
Q:参加者はどんな方が多いですか?
A:マラソンでサブ3.5からサブエガあたりを目指している方が一番多いです。
Q:まだ走り始めたばかりでマラソン4時間も切っていないのですが、参加して大丈夫ですか?
A:大丈夫です。走力は全く関係ありません。一番大切なのは頭を使って効率よく速くなりたいという気持ちがあるかどうかです。
他にもご質問ありましたら、是非こちらをクリックしてお問い合わせページに飛んでお問い合わせください。
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